iBasso Audio 本社訪問


  平素よりiBasso AudioおよびMUSIN株式会社の製品をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
  思えばiBasso Audioは日本をはじめとした世界のポータブルオーディオのファンと12年もの間歩んできました。
  我々株式会社MUSINは日本のオーディオファンのために、歴史あるiBasso Audio本社を訪問し、最新のオーディオ開発の現場を見学してきました。

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  iBasso Audioの李建生氏は私たちに9月発売予定の最新商品
・最新型コンパクトデジタルオーディオプレーヤー DX120
・テスラドライバーオーバーヘッドヘッドホン SR1
・フルウッドシェル・ハイブリッド型イヤホン IT04w
・グラフェンダイナミック・ダイナミックイヤホンIT01のアップグレード版 IT01s
の開発状況を公開してくれました。

 最初に見学させていただいたのは、現在中国はじめ、世界のiBassoファンから注目されているiBasso Audio初のヘッドホンSR1です。中野フジヤエービックの試聴会(2018年8月)でも絶賛されたSR1の技術の神髄を見ていきたいと思います。
  iBasso Audioのヘッドホン開発計画は実に三年前から続けられてきました。iBasso Audioはハイエンドスピーカーで用いられるシリカルエッジを初めてオーバヘッド型ヘッドホンに取り入れことを目標にしました。シリカルエッジは従来の樹脂エッジに比べ、ドライバーの振動弾性、熱の安定性を格段に引き上げることができるため、ヘッドホンの音質に大きく影響する瞬間応答性を高めることができる。SR1はシリカルエッジを用いて、低域の躍動感、深みがある表現をよりリアルに表現することができました。
  妥協のない開発により、SR1はポータブルオーディオ機器でも鳴らしやすく、ヘッドホンらしい高解像かつ自然に量感に溢れた音楽表現を実現しました。
  2018年秋全世界限定500台にて発売開始予定。

オーディオ・サウンド・アナライザを用いて測定したSR1の測定曲線
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  2018年8月に発売されたT04wはiBasso Audioのハイエンド・イヤホンとして2年間の開発を経て販売開始し、高い市場評価を得ました。
 3つバランスド・アーマチュア・ドライバーと1つのダイナミック・ドライバーのハイブリッド型イヤホンであるIT04は高品質BAと新型の多層グラフェン・ダイナミック・ドライバーを採用しました。音導管を用いないドライバーのそれぞれの音をダイレクトにフロントハウジングから送り出す仕様になっており、ハウジングをふんだんにつかい広い音場表現を実現しました。
  なんと本日はIT04のウッドハウジングモデル IT04wの開発現場に最中立ち会うことができました。
  音響測定からIT04wはノーマルのIT04よりも低域の沈みがよりナチュラルで、高中低域の余韻をより鮮やかに表現することに成功しました。 

オーディオサウンドアナライザを用いて測定したSR1の測定曲線 3.jpg

 さらに開発中IT01のアップグレート版を披露してくれました。
 テスラテクノロジーを適応した最新のダイナミック・ドライバーを搭載し、さらにDLC(ダイナミックライクカーボン)とカーボン・ナノチューブを採用しました。美しい鏡面の金属光沢に感嘆を禁じ得ない。残念ながらまだ測定開発途中のため、詳細は発表できない状況とのことです。

これからのiBasso Audioの発表から目が離せません!IT01S4.jpg

  日本ユーザーの方々も注目し、iBassoが力を入れて開発している最新型のコンパクトデジタルオーディオプレイヤー(DAP) DX120を先行で体験させていただきました。
  DAPの心臓に当たるD/Aコンバータには日本の旭化成エレクトニクス製 AKM AK4495を採用。本来据え置きオーディオで用いられるハイエンドDACチップをコンパクトなプレイヤーで実力を引き出すため、電源回路とDAC制御回路を一新しました。なんと業界基準のオーディオアナライザーAudioPrecisonを用いた測定でDX120のTHD+Nは-111dBに達し、AK4495の規格の数値をも超えている。これは我々が知るDAPの中で初めてDACの性能を極限にまで引き出した例であり、iBasso Audioがポータブルオーディオメーカーとして格別な開発精神と実力を持つことを改めて思い知らされました。

DX120のTHD+N測定が-111dBを超えた開発現場
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  李建生氏のオフィスにはiBassoのファンユーザーが愛用してくれたDX80を描き、贈呈してくれた油絵が飾られており、iBasso Audioが大手のオーディオメーカーでありながら常にユーザーと互いにリスペクトしていることに感銘を受けました。
  現在、iBasso Audioは独自のハードウェア開発チーム、ソフトウェア開発チーム、イヤホン/ヘッドホン開発チームに分けられて研究開発を行っております。李さんは自身が自らプレイヤーの開発を率いて最新のプレイヤー技術を開拓しています。中国音響界では著名な技術者である李建生氏は無数のアンプとDAC、ポータブルプレイヤーなどの電子機器を開発し、世に送り出してきました。経験豊富な李さんは常に「iBasso Audioは沢山の専門的な技術者が集った熱狂的な音響機器メーカーです。私はイヤホンの開発に詳しくないですが、イヤホン/ヘッドホンのチーフエンジニアである邓氏と汪氏のようなスペシャリストが皆互いに協力し、日々切磋琢磨して商品を開発しているのです。」と常に部下や仲間への感謝を忘れない姿勢を示してくれました。

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  今回の訪問を経て、我々日本正式代理店MUSINはより沢山のiBasso Audioの技術者と知り合い、彼らの技術と熱意に多大な敬意を感じずにいられません。この熱意と技術があったからこそ、90種類にも及ぶ高品質なiBasso Audio商品が作られたのでしょう。


 So , enjoy the music!